「鮮度がごちそう」

―大起水産・阪口さんが語る現場と採用のやりがい―

現場も採用も経験!人事担当・阪口さんってどんな人?

今回は、大起水産株式会社 人事部で新卒採用を担当している阪口さんにインタビューしました。阪口さんは2022年に新卒入社し、まず大起水産回転寿司 堺本店で約2年間の現場勤務を経験。その後人事部に異動し、新卒採用担当として活躍している4年目の社員です。現場を知る人事担当だからこそ語れる、大起水産の魅力や飲食業界で働く楽しさについて、阪口さんにお話しいただきました。

大起水産はどんな会社?理念「鮮度がごちそう」へのこだわり

大起水産株式会社は1975年創業、50年以上の歴史を誇る老舗の水産企業です。社名の通り鮮魚の卸売・小売から飲食店運営まで手がけており、企業理念は「鮮度がごちそう」。その言葉通り、とことん鮮度にこだわった魚を提供することを大切にしています。

店舗「街のみなと」には産地直送の新鮮な魚がずらり。独自の流通システムで抜群の鮮度を実現している。

大起水産は産地直送の仕入れルートを持ち、全国の漁港から直接仕入れた鮮魚をその日のうちに各店舗へ届けています。また配送距離を短く抑えて鮮度をキープし、冷凍を極力使わない独自流通で獲れたての美味しさを届けています。店内は全店舗オープンキッチンを採用しており、捌きたて・握りたての臨場感をお客様に楽しんでいただけるのも強みです。


さらにスーパーではあまり見かけない太刀魚や関西で「おじさん」「ババ」と呼ばれるような珍しい魚まで扱っており、「ここに来れば何でも新鮮な魚が手に入る!」と魚好きのお客様からも信頼されています。


人事として奮闘中!阪口さんの採用活動あれこれ

現場経験を経て人事に転身した阪口さん。現在は新卒採用担当2年目として、採用戦略の企画から説明会運営、面接対応、内定後フォローまで一貫して学生に寄り添った採用業務を行っています。大起水産の魅力を学生に届けるため、日々試行錯誤しながら奮闘中です。

特に印象的なのは、阪口さんが手がけるユニークな採用イベントの数々。その一部をご紹介すると…

  • 店舗見学会&寿司作り体験:希望者を実際の店舗に招き、プロの指導でお寿司作りに挑戦してもらう見学イベントです。自分で握ったお寿司の味は格別で、学生参加者からも大好評だとか。
  • 高校訪問(出張授業):阪口さんは年間約40校の高校に出向き、社会人講話や職業体験会を実施しています。普段触れる機会のない業界の話に、生徒たちも興味津々で聞き入ってくれるそうです。
  • マンツーマンサポート:選考が進む学生一人ひとりに対し、阪口さん自ら個別フォロー。面接対策の相談に乗ったり、内定後も定期的に連絡したりと、最後まで丁寧に伴走しています。

 
こうした取り組みから、学生に業界の魅力を伝えようとする阪口さんの熱意が伝わってきます。現場を知っているからこそ話せるエピソードも多く、「魚を扱う仕事って面白そう!」と感じてくれる学生も増えているそうです。


現場で実感したやりがいと価値観の変化

入社前、7年間ハンバーガー店でアルバイトをしていた阪口さんにとって、接客業は「お客様に商品を提供するいつもの作業」に過ぎませんでした。しかし、大起水産の店舗で働き始めてその意識は一変します。
まず驚いたのは、お客様から直接「ありがとう!」と感謝の言葉を掛けてもらえる場面の多さです。「些細な気配りでもお客様に喜んでいただける」――例えばタイミング良くおしぼりを差し出すような小さな心配りが、「ありがとう」の笑顔につながることを実感したといいます。そうした積み重ねで常連のお客様が増え、「自分のファン」と呼べる方ができたことも大きな自信につながりました。

中でも阪口さんの価値観を変えた転機が、ある日任されたマグロ解体ショーのマイク解説です。初めての大役に緊張しながら臨んだ阪口さんでしたが、巨大なマグロが豪快に捌かれるとお客様は大盛り上がり! 阪口さん自身もまるで魚博士になったかのように知識を披露し、お客様と一体になってイベントを創り上げる楽しさを味わいました。食事をエンターテインメントに変える瞬間に、大きなやりがいと達成感を感じたそうです。

さらにオープンキッチンでお客様と直接会話できる環境も新鮮でした。握りたてのお寿司への感想をその場で頂ける機会が多く、お客様との距離の近さを実感。ダイレクトに声が届く分、「もっと喜んでもらうには…」と工夫する意欲も湧いたといいます。こうした経験から、サービス業の奥深さや人と接する仕事の楽しさに気づき、阪口さん自身の価値観も大きく変わりました。


入社の決め手は幼少期の感動体験

阪口さんが大起水産に入社を決めた理由は、意外にも幼少期の思い出にさかのぼります。5歳の頃からテニスに打ち込んでいた阪口さんは、試合に勝った日のご褒美に家族でお寿司を食べに行くのが恒例でした。地元・大阪府八尾市の大起水産回転寿司 八尾店で目にした光景は、子ども心に強烈な印象として残ったといいます。
大起水産の店舗で行われる鮮魚の解体ショー。豪快な職人技にお客様も思わず熱狂!食事がまるでアトラクションのような特別な時間になります。

入店すると、威勢のいい「いらっしゃいませ!」の声と笑顔に迎えられ、その接客の活気に圧倒されました。ちょうどお昼時で運良く店内で天然真鯛の解体ショーが始まり、目の前で繰り広げられる大胆な職人技に「すごい!」と食い入るように見入ったそうです。解説する店員さんはまるで魚博士。次々と繰り出される魚の豆知識に店内は拍手と笑顔に包まれ、アトラクションのような特別な体験に阪口さんはワクワクしたといいます。

この原体験が心に残っていた阪口さんは、「将来、自分もお客様の特別な1ページを刻むような仕事がしたい!」と強く思うようになりました。自分が感じた感動を今度は届ける側になりたい――そう考えて大起水産への入社を志望したのです。


就活中の学生へメッセージ:「感動」や「心地よさ」に敏感になって

阪口さんから学生の皆さんへ応援メッセージです。
「会社選びのきっかけは、必ずどこか身近な日常に転がっている」と阪口さんは言います。ふと入った店で店員さんに「ありがとう」と声を掛けられて心地よく感じたり、「自分もこんなふうに働いてみたい」と思ったり…そんな日常の中の小さな感動こそが、就職先を選ぶヒントになることも多いそうです。だから就活中は、日々の暮らしで自分の心が動く瞬間にぜひ敏感になってみてください。
 
給与や知名度だけで会社を選ぶのではなく、過去の人生で「心から感動した体験」や「心地よいと感じた経験」につながる業界・職種は何か?と自問してみることも大切です。阪口さんのように、何気ない体験で感じたワクワクが将来の仕事選びにつながるかもしれません。皆さんも、小さな感動体験をヒントに、ぜひ納得のいくキャリアを選択してくださいね!


(記者 立命館大学 経営管理研究科 ゾウ)

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